法学会とは?
歴史・理念・目的
 法学会が誕生したのは1952年です。これは当時のいわゆる「逆コース政策」の中で、戦前の「滝川事件(1933年)」の苦い経験をふまえ、大学における自由な学問研究を守り発展させることを目的としたものでした。
法学会は法学部全構成員の学術研究に対する願いを実現し、"学問の府"たる大学に対する社会の期待にこたえるため、様々な活動を行っています。
組織・運営
 法学会は、法学部の教員・院生・学生が全員加盟している組織です。つまり皆さんも立命館大学法学部へ入学したと同時に立命館大学法学会へ入会されたということです。
 法学会の運営は、常任委員会が行います。この常任委員会は、教員・院生・学生の各々の代表(常任委員)によって構成されます。法学会の役員には他に幹事(法学部事務長)、会計監査委員があります。
法学会の最高責任者は、法学会長であり、法学部長がその任にあたります。また、法学会の最高意思決定機関として、法学会総会が開かれます。
 法学会は誰からも侵されることのない、侵されてはならない大学の自由な研究とその成果発表を保障するために、完全に独立した(大学当局からも独立した)財政をもって,その活動にあてています。そしてそのための財政を皆さんが入学時に払われた事も重要な事ですので忘れないで下さい。
活動
 法学会は、その理念を実現するために、雑誌「立命館法学」の発行、各種講演会の開催などの活動を行っています。
「立命館法学」は現在、二九〇号を超える数になっており、学会においても高い評価を受けています。
 また、「立命館法学」の別冊として、「学生論集」を年一回発行し我々学生の勉強の発展にも取り組んでいます。


学生委員会とは?
理念・目的
 学生は大学における学問研究の担い手として教員・院生と共に重要な位置を占めていることから、法学部の全学生は、法学会の構成メンバーとなっています。法学会学生委員会は、こうした法学会の中の学生の代表による組織です。そして、学生委員会の目的は学生自身の手によって、自主的・自立的に学術を推進し、学生相互の発展を目指すことです(法学会学生委員会会則第三条参照)。
学生委員会の活動は、立命館大学における法学研究の発展を目指す法学会にあって重要な位置を占めています。そして同時に、学生を主体とし、学生を対象としてなされる活動であり、学生の「学びたい」という願いを実現していくという学術運動の側面も持っているのです。
活動
@小集団教育の推進活動
 小集団教育は立命館大学の特色ある教育制度であり、この小集団教育(特に基礎演習)を援助していくことを通じて立命館大学の法学発展に寄与していこうという活動です。
 具体的な活動は、各クラスの基礎演習の状況や問題点をアンケートなどで把握し、全ての学生にその結果等を還元することを含んでいます。さらに、基礎演習を進めていく上での疑問点や運営方法についての援助もしています。

A事業活動
 主な事業活動として、法学会主催の春季・秋季学術講演会、法学会員相互の親睦を深めるためのパーティーである園遊会、学生委員会主催の特別講演会、新入生対象の法廷見学などがあります。このような活動を通して、学生の自主的研究の契機を作りその研究をより深めてもらうことを目的としています。

B編集活動
 広報・出版活動としては、法学会活動を会員に広く紹介し、会員の学術研究を支援しその契機を提供するための法学会誌「ほうゆう」の年二回発行と、特に新入生向けに「ほうゆう」増刊「新生号」を年一回発行しています。また、法学会の諸活動を法学会員に紹介するものとして委員会ニュース「法希星」を発行しています。

Cその他の活動
 その他の主な活動として、法学部ゼミナール大会などの企画や、本学で行われた各種講演会の録音テープの貸し出しや、法学会の諸活動についてのアンケートなども行っています。